幼児にとっての習い事とその効果

幼児にとっての習い事とその効果

その子の興味ややる気、そして保護者が子供のどういった面を伸ばしてやりたいのかという希望にもよりますが、幼児の間から習い事をしていると、大人になってから始めるよりも大きい上達が期待出来ます。特に3歳から5歳程度までは体の機能が今正に作られ始めている所なので、そういった機会に脳に効果的な刺激が送られれば、大人になってから始めた人よりも優れた感性や神経が育ちます。

ただ、注意点もあります。幼児は大人が持っていて当然と思う基礎的な人間信頼や、感受性等多くの物をまだ持っていません。その分だけ大人からしたら迂遠と思える振舞いや、効率が酷く悪い行動等も多くしてしまう事も多いです。ただ、そこでの失敗や経験は幼児にとっては掛け替えのない経験値になります。その辺りを理解しないまま、大人が全て先回りして問題を解決してしまったり、合理性を追求した作業をさせてしまうと後になってから悪い影響が出てしまう事も珍しくありません。
どういう大人になってほしいか等の希望を持つ事自体は悪くありませんが、発展途上の幼児に対しては、少し見守る様なつもりで接した方が適してる様な事は多いです。当然、習い事に関しても例外ではありませんので、将来の為という視点以外に、本人と通わせたい教室との相性等には常に注意する事をお勧めします。体験教室等を上手く使って、本人と教室との相性が良い所を選ぶ様にして下さい。

幼児の習い事を選ぶ際は費用のことも考える

幼児習い事にかける費用の平均は、だいたい5000～10000円程度です。10000円以内であれば、経済的にも無理なく続けることが出来るのではないでしょうか。月謝は安くても初期費用がかかってしまうものもありますので、その点にも留意しながら選ぶことが肝心です。経済的な負担が少ない幼児の習い事としては、英会話や書道や水泳や体操やダンスやそろばんや学習塾などがあります。ピアノやバイオリンやギターやドラムやフルートやサックスやトランペットなどの音楽系のものも人気ですが、自宅でもレッスンをするとなると楽器を購入しなければならずコストがかかってしまいます。

教室やスタジオ内のみのレッスンであれば、月謝やテキスト代のみでOKなので経済的な負担はさほど生じません。予算やライフスタイルや教育環境に合わせて、最適なものを選びましょう。子どもがやりたいものをやらせてあげることも大事ですし、才能を引き出してあげることも大事です。